この記事では鬼滅の刃に登場する「錆兎(さびと)」について詳しくご紹介していきます。
錆兎と冨岡義勇・真菰との関係性、錆兎の死亡シーンについて徹底考察!
この記事を読めば錆兎とはどういったキャラクターなのか、一通り理解できる内容になっています。
錆兎について詳しく知りたい方はぜひ参考にしてください。
目次
錆兎とは?
錆兎(さびと)とは、鬼滅の刃に登場するうさぎの面を付けたキャラクター。
宍色の髪色をしていて、顔に大きな傷があるのが特徴です。
ちなみに顔はかなりのイケメン風。
錆兎の登場シーンは鬼滅の刃第1巻の第4話「炭治郎日記・前編」5話「炭治郎日記・後編」です。
鱗滝左近次の修行の項目の1つである「岩斬り」に苦戦している炭治郎のもとに突如として姿をあらわし、岩を斬るための稽古を付けてくれます。
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錆兎の性格
錆兎は正義感が強く心優しい性格の持ち主です。
このことは、親友である冨岡義勇が言っています。
個人的に錆兎は「男らしい」とも思いますね。
炭治郎とはまた違った優しさと言うか。
錆兎は厳しい言葉を投げかけてあげる優しさがあるんですよ。
たとえば、錆兎の男らしさは以下の発言からもよく分かります。
「うるさい!どんな苦しみにも黙って耐えろ。お前が男なら。男に生まれたのなら。」
このセリフは、岩を斬れずにめそめそと弱音を吐いている炭治郎に向けて発したセリフ。
錆兎はたゆまぬ努力を重ねてきた男なので、弱音を非常に嫌います。
あとで詳しく紹介していますが、同期である冨岡義勇が弱音を吐いた際にも錆兎はビンタをくらわせています。
錆兎の正体とは
錆兎は実は死亡していました。
炭治郎が錆兎の面を斬ったのと同時に「錆兎自身も消え去った」ので間違いありません。
つまり、炭治郎に稽古を付けてくれていたのは、錆兎の亡霊というわけです。
この事実は、のちに登場する「手鬼」の証言からも明らかになります。
それではなぜ錆兎は炭治郎の前に霊として姿をあらわしたのか。
どうやら錆兎は、最終選別を受ける前、たとえ魂だけになっても「鱗滝さんがいる狭霧山へ帰る」と決めていたようです。
このことは原作漫画の第8話「兄ちゃん」に記載されています。
錆兎はもとより、鱗滝さんに育てられた子供達はみな、最終選別を受けたあとは「鱗滝さんが住んでいる狭霧山」に帰ると決めていたんですね。
炭治郎も「俺の魂も死んでいたら帰った。鱗滝さん・禰豆子のいるもとに」と言っています。
結果的に錆兎は、最終選別で「手鬼」に倒されてしまい、狭霧山に帰る形になります。
錆兎は「同じわらじを踏んで欲しくない」と思い、狭霧山で厳しい指導を行っていたのでしょう。
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錆兎と冨岡義勇の関係性について
錆兎と水柱「冨岡義勇」は、鱗滝左近次のもとで共に修業を積んだ仲間です。
お互い両親を失くし「天涯孤独」の身であるところを「鱗滝左近次」に拾われました。
2人は境遇が似ていたので、直ぐに意気投合して仲良くなります。
錆兎と義勇の最終選別
錆兎と義勇は十三歳の時、ともに最終選別を受けました。
その際、義勇は最初に襲い掛かってきた鬼に怪我を負わされ、意識が朦朧としてしいるところを錆兎に助けられます。
錆兎は義勇を別の少年に預け、1人助けを呼ぶ声の方に走り去ってしまいました。
そして錆兎は、藤の花の山の鬼をたった1人でほとんど倒してしまったのです。
結果的にその年の最終選別は、錆兎以外の全員が合格しました。
錆兎は1人孤軍奮闘していましたが、最後は手鬼に頭を潰され死亡します。(錆兎の死亡シーンについてはあとで詳しく解説しています。)
なお、義勇は最終選別の時のことをこう振り返っています。
「錆兎が鬼を倒してくれたおかげで俺は合格できた。なので柱になれる器ではない」
義勇は、錆兎に対して申し訳なく思っています。
なぜなら、少しでも錆兎に余裕を残してやれば、死亡することはなかったはずだから。
錆兎が生きていれば、自分以上のすごい剣士になっていたので、残念で仕方ないのでしょう。
錆兎が義勇にビンタするシーンが泣ける
義勇には「姉:蔦子(つたこ)が鬼に殺された」という過去があります。
ある日義勇は、錆兎にこんな弱音を吐きました。
「自分が死ねばよかった」
この瞬間、錆兎はブチ切れ義勇にビンタを浴びせます。
なぜ錆兎が義勇をビンタしたのか。
それは、義勇に姉を冒涜して欲しくなかったからです。
義勇の姉は本来であれば翌日に祝言を挙げる予定でした。
にも関わらず、姉は義勇のことを命掛けで守ってくれたのです。
「自分が死ねば良かったなんて二度と言うなよ」
「もし言ったらお前とはそれまでだ。友達をやめる」
「お前は絶対死ぬんじゃない」
「姉が命を掛けて繋いでくれた命を、託された未来をお前も繋ぐんだ義勇。」
この言葉には、錆兎の義勇に対する想いが詰まっています。
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錆兎の羽織を義勇が着ている理由
義勇が着ている羽織は、姉「蔦子(つたこ)」の羽織と錆兎の羽織を半々で縫い合わせたものではないかと言われています。
義勇の羽織の右側は、葡萄色の無地。つまり姉蔦子の羽織。
左半分は、緑やオレンジの立方体が連続している「亀甲柄」の羽織。つまり錆兎の羽織です。
錆兎と蔦子は義勇にとって掛けがいのない存在。
そんな二人を忘れないために、思いを繋いでいくために、義勇はこの羽織を着ている可能性が高いわけです。
ただ、右側の羽織はもしかしたら蔦子の羽織ではない可能性もあるので、この考察は絶対ではありません。
義勇の羽織と蔦子の羽織はほとんど区別が付かないので、つまり、「羽織の左側に錆兎の羽織を縫い付けただけ」という可能性もあります。
真相は「吾峠 呼世晴さんのみぞ知る」といったところでしょうか。
錆兎と真菰の関係性
錆兎と真菰は鱗滝さんに育てられた仲間です。
共に両親を失くし天涯孤独に身となっているところを鱗滝さんに拾われ助かりました。
つまり、錆兎と真菰は兄弟ではないというわけですね。
錆兎と真菰は、一生懸命親の代わりを果たしてくれた鱗滝さんに対して強い感謝の念を抱いています。
実際に真菰は「私たち鱗滝さんのことが大好きなんだ」と言っています。
錆兎の死亡シーン
錆兎は手鬼に敗れ死亡しました。
ただ、錆兎は敗れはしたものの、実力は手鬼より上回っていたと考察できます。
というのも、錆兎が手鬼に負けた原因は日輪刀が折れてしまったからなんですよね。
つまり、錆兎の日輪刀はそれだけ摩耗していたわけです。
錆兎は手鬼と戦う前、周りの仲間を助けるため、一人孤軍奮闘していました。
そのため、手鬼と戦う頃には「日輪刀が刃毀れを起こしていたのではないか?」と推測できるのです。
あーーーっ……
錆兎が手鬼と戦った時、刀折れたじゃないですか……あれ、みんなの為に他の鬼を倒しまくってたから綻びたそうなんですね……つまり、みんなを庇わず手鬼とだけ戦っていれば錆兎は生きて倒せてた。という説があるんですよ………………泣くよ……………尊み…………
— つばき (@Tubaki_kimetu) September 2, 2019
錆兎が手鬼の首を斬れなかった理由は公表されていません。
なのであくまで憶測に過ぎませんが、可能性としては十分にあり得るでしょう。
錆兎は炭治郎や義勇よりも優秀な剣士であったことは間違いないので、つまり本来であれば手鬼の首をあっさり斬っていてもおかしくないんです。
錆兎を死亡させた「手鬼」について
錆兎を死亡させた「手鬼」とは、巨大な図体に無数の手を生やした気味の悪い鬼。
最終選別が行われる「藤襲山」に47年間、閉じ込められています。
手鬼は47年前、鱗滝左近次に捕らえられました。
そのため、鱗滝左近次を象徴する躍如の面(やくじょのめん)を見ると異常に逆上します。
なお、手鬼が喰らった鱗滝左近次の弟子は計13人。
この中には錆兎と真菰も含まれています。
最終的に手鬼は炭治郎に首を斬られ死亡します。
錆兎が最終巻で再び登場?!
なんと錆兎が鬼滅の刃第205話「幾星霜の煌めく命(最終回)」でふたたび登場します!
第205話では、輪廻転成したキャラクターが描かれています。
もちろんそこには真菰の姿も
ちなみに錆兎は、小学生の姿で真菰と義勇の子孫らしき人物を仲良く歩いていました。
その際、ガチャガチャでゲットした「鱗滝左近次のお面」の話題で盛り上がっています。
追記:鬼滅の刃第23巻で義勇似の小学生は「義勇の子孫」ということが判明しています。
錆兎と冨岡義勇・真菰の関係性・死亡シーンについて|まとめ
この記事では鬼滅の刃に登場する「錆兎」について解説してきました。
錆兎は物語の序盤に登場するうさぎの面を付けたキャラクター。
優しい性格の持ち主であり、義勇の命の恩人でもあります。
最終的に錆兎は手鬼に敗れ死亡してしまいますが、とはいえ錆兎は鬼滅の刃という物語の中で重要な役割を担うキャラクターの1人であることに間違いはありません。
錆兎がいなければ炭治郎は岩を斬れていないので、つまり、無残を倒せていなかったかもしれません。
また、個人的に錆兎はかなりエモいキャラクターなので好きですね。中でも義勇をビンタしたシーンでは号泣しました。
というわけで今回は以上です。