「聲の形(こえのかたち)」は、大今良時による日本の漫画。
「週刊少年マガジン」にて、2013年36・37合併号から2014年51号まで連載されました。(単行本は全7巻・全62話構成)
聲の形は京都アニメーション制作の元、2016年9月17日に映画化もされています。
この記事では「聲の形の最終回ネタバレ」をご紹介しています。
「東聲の形の最後の結末が知りたい!」
という方はぜひ本記事をお読みください。
目次
聲の形「最終話」までのあらすじ
小学6年生の石田将也のクラスに、耳の聞こえない西宮硝子が転校してくる。
耳の聞こえない硝子のせいで、クラスメイトが迷惑をかけられていると感じた将也。
将也が中心となって硝子をいじめるようになる。
しかし、将也だけがイジメの犯人にさせられてしまい・・・
イジメの対象は将也に変わり、硝子も転校してしまう。
高校3年生になっても周りから孤立していた将也。
「どーせ死ぬんだ 死ぬならさっさとやり残したことを片づけよう」
その気持ちから、硝子に謝りに行くことにする。
硝子と会ったことで自殺することを辞め、生きていくことに決めた将也。
将也の誠意ある態度に、硝子はだんだん惹かれていく。
将也は硝子の妹「結絃」とも仲良くなり、学校でも永束や真柴などの友達ができる。
小学校時代のクラスメイトの佐原や植野、川井とのつながりもできる。
仲間と仲たがいしたこともあった将也だが、これからは周りの人のことを「ぜんぶ見る ぜんぶ聞く」と誓う。
高校卒業も近づき、進路を決める将也たち。
硝子は理容師を目指して東京に、将也は地元の理容学校に通うことに。
それぞれが自分の夢に向かって動き始める。
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聲の形の最終話ネタバレ
数年後の成人式当日。
硝子の母は、将也の母の理容院でヘアカットをしてもらっていた。
将也は、硝子の母から携帯電話の写真を見せてもらう。
そこには、佐原のヘアメイクをする硝子と植野の写真が。
将也は、硝子の母に硝子の就職先について聞く。
硝子の母は「私に聞かないであの子が決めることよ」と伝える。
成人式会場に向かう将也。
会場でカメラを持った結絃や袴姿の永束に出会う。
審査員にテーマが向いていないと言われ続けているのに、「友情」をテーマに再び映画を撮影することを話す永束。
クラスメイトの川井や真柴も加わり、お互いの近況について話す。
やりたいことがまだ見つからない真柴は、「売れない監督の専属役者になってしまう!」とグチる。
硝子のことを気にしながら会場に入る将也。
式典が始まると佐原から「一時の方向!」とメールが。
佐原、植野と一緒にいる硝子を見つける。
笑顔の硝子を見て、将也はほほえむ。
式典が終了し、結絃に写真をとってもらう将也たち。
小学校の同窓会があるため、一旦解散して再び夜に会うことに決める。
真柴は昔のクラスメイトのところへ、永束も昔のクラスメイトにいじられてどこかへ行ってしまう。
水門小のメンバーと結絃は、同窓会会場に向かうことに。
佐原、植野、川井、結絃が先に行ってしまったので、将也と硝子はその場に残されてしまう。
硝子とともに同窓会会場に向かおうとした将也だが、小学校時代のクラスメイトの姿を見て戸惑う。
「ああ あの扉の向こうに」
かつてのクラスメイトの顔を思い出す将也。
「この扉の向こうにあるのはきっとつらい過去だ でももう一つある 可能性だ」
そう思いながら扉を開こうとする将也だが、硝子の不安げな表情に気づく。
「緊張?実は俺も緊張してる」と言う将也に笑顔を見せる硝子。
硝子の手をとって、将也は会場の扉を開ける・・・
『聲の形』完。
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聲の形「最終話」の見どころ3つ
1.周りと向き合うことを決めた将也
硝子の手をとって同窓会会場の扉を開ける最後のシーンは、将也の覚悟が伺えました。
自分の犯した過去、そして傷付けられた過去と向き合うシーンでもあります。
小学校時代に硝子をいじめていた将也でしたが、その後は自分がいじめられる立場に...。
孤立した将也は、それから人と向き合うことを避けるようになりました。
作中では、周りの人の顔にバツ印が描かれています。
しかし、周りのクラスメイトのことも目を背けずに「ぜんぶ見る ぜんぶ聞く」ようにしたら、顔のバツ印が外れ、相手そのものが見えるように。
小学生時代のクラスメイトに会うことに「ためらい」があるのも事実ですが、しかし、将也は硝子に会って許すことの大切さに気付きました。
避けてしまいたくなる過去に向き合うため、一歩を踏み出したシーンは非常に見応えがありましたね。
2.硝子の母の気持ち
硝子の母は、硝子や硝子の妹の結絃に厳しく冷たく接していました。
なぜなら、硝子が3歳のころ、硝子の母は「硝子に障害がある」という理由で離婚を迫られていたからです。
夫側の親族から「因果応報・・・硝子が前世で何か悪いことをしたせいなんだよ」と障害がある=悪いことのように言われてしまったのです。
硝子の母は、その時から泣くのを辞め、強く生きることを決意しました。
硝子が小学生時代にいじめられていた時も、自分で解決するようにしばらくは見守る日々。
一見冷たそうに見えますが、これも障害を持つ硝子に「強く生きてもらいたい」という切実なる願いからです。
亡くなった祖母が結絃あてに送った手紙の文面「お母さんは厳しくすることで強くなるって信じているみたいだね」からも分かります。
硝子のことを思うからこそ、突き放したような言い方をしてしまったのですね。
3.お互いが向き合う大切さ
この作品は、いじめの問題だけではなく、お互いが向き合うことの大切さを教えてくれます。
将也が硝子をいじめたのは「相手のことがよく分からない」という理由からでした。
もちろんいじめは絶対にいけません。
しかし、みんなに迷惑をかけていることに責任を感じて、硝子も自分の気持ちを押し殺していました。
高校生になり再び出会った時も「硝子は自分が迷惑をかけている」と感じ、自殺未遂を起こしてしまいます。
硝子を助けたことで、意識不明になってしまった将也。
目が覚めた時、硝子の心の声を聞いていなかったことに気づきます。
つまり、お互い自分の気持ちをしっかり伝えなかったから、すれ違いが起きてしまったのです。
小学校時代のクラスメイトも、口には出さなくてもそれぞれの思いはありました。
耳が聞こえない聞こえるに関わらず、コミュニケーションの大切さが良く分かる作品です。
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聲の形「最終回」を読んだ人の感想をTwitterから抜粋
『聲の形』見ました。感想はうまく言えません。しんどい。心がしんどい。
— 牛乳神様(`・ω・´) (@milkkamisama) May 14, 2021
聲の形
映画と漫画で一番印象が異なったのは永束くんかもしれん
映画の永束くんはある意味「いい奴」すぎて違和感があった漫画だと彼が孤立してた理由も理解できたし、植野以上に石田に執着してた様子は少し怖いなぁなんて思った笑
ただこっちのが聲の形らしいというか人間臭くて良いかもしれない
— そして趣味垢へ (@hanayo_dot_com) May 11, 2021
映画聲の形、作品としては凄く美しくて綺麗で好きだけど……ほんとは原作聲の形の"醜さ"が好きでな……泥のような人間関係の沼の中で何かがきらりと光った……ような……くらいのさじ加減がさ~……良いんだ……😌
— さわら (@sawara65) May 12, 2021
聲の形をやっと見ましたよ....
心の救済が1番グッと来ますね.....最後ハッピーでよかった...本当に....京アニありがとう😭
— ことこ@stayhome (@ForeverwithReds) May 14, 2021
『聲の形』って漫画があって、聴こえない女の子がつけている補聴器をいじめっ子たちが取り上げて捨てる描写があった。あれ、読んでいて吐き気がするくらいつらかった(漫画を批判しているわけではないです)。でも、SNSで補聴器をバカにしている人を見ると、あれがリアルなんだな、と思う
— 五十嵐大 (@igarashidai0729) May 11, 2021
聲の形を今更だが見た
めっちゃ泣いた— しぅん@MitNight (@shiun_MN) May 9, 2021
聲の形すごく良かったです
永束くんみたいな友達ほしいなぁ— 花 (@acZ72KG7t2LT2qV) May 9, 2021
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この記事では「聲の形の最終話ネタバレ」をご紹介してきました。
ぶっちゃけ、聲の形のいじめシーンは読んでいて気分が悪くなりました。
いくら誠意を持って接してくれたとしても、硝子のように自分をいじめてきた相手を好きになることは絶対にないでしょう...。
人間はそれぞれ欠点や嫌なところがあり、過ちを犯してしまう生き物...。
ちょっとしたすれ違いで、人間関係が上手くいかなくなる事もあります。
そんな難しい人間性を『聲の形』は細かく描写していましたね。
聲の形は「人との関わり方」をとても考えさせられる作品だと思いました。
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