花園メリーゴーランドは、柏木ハルコによる日本の人気漫画。
ビッグコミックスピリッツ(小学館)にて、2001年24号~2002年48号まで掲載されました。
この記事では「花園メリーゴーランドの最終回ネタバレ」をご紹介していきます。
夜通し行なわれる柤ヶ沢の奇妙な祭…。
相浦は春子とともに村から逃げ出すことを決意。
追いかけてくる村人たちを退け、相浦は柤ヶ沢を後にしたが…。
最終回では「驚愕の真実」が明かされています・・・!
花園メリーゴーランドの結末が知りたい方はぜひお読みください。
目次
花園メリーゴーランド最終回までのあらすじ
中学3年生の相浦基一(あいうらきいち)は、ある時お父さんから先祖代々伝わる刀の話を聞かされます。
刀の名前は烏丸(からすまる)。
相浦はふとその刀を見てみたいと思い、春休みを利用して父の実家を尋ねることにしました。
相浦はバスで父の実家の近くまで行きましたが、 自身の不注意で目的地を通り過ぎてしまい、露頭に迷ってしまいます。
そこに偶然通りかかったのが「澄子(すみこ)」という女の子(中学生)。
相浦は澄子に助けてもらい、とある民宿へたどり着きました。
民宿を拠点として、刀の手がかりを探そうとしますが、一向に見つかる気配はありません…。
そんな中、相浦は澄子に「この地域の大人の女性とあまり関わらない方がいい…。」と不思議なことを言われます。
戸惑う相浦。そこに「サキ」という大人の女性があらわれます。
相浦はサキを含む複数の大人の女性たちとお茶をすることになりました。l
集まった大人の女性たちの話を聞く相浦。ここで相浦は「風変わりな明け透けな人達だな」と思います。
すると相浦はいきなし、女性たちに取り押さえられ、ズボンを脱がされてしまいました。
摩訶不思議な集落の大人たちに翻弄される相浦。
危険を察知した相浦は、逃げることを決意します…。
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花園メリーゴーランドのネタバレ(最終回)
相浦は無事、先祖代々伝わる刀を手に入れることに成功。
そして、故郷に帰るバスに乗り、集落を後に。
相浦はバスの中で恐ろしい出来事を思い起こし泣いていました。
また、自分の大好きだった澄子を傷つけてしまったことも後悔しています。
相浦の友人はその後、高校に進学。相浦と会うことがないまま、二十歳を迎えていました。
そして現在は「柏木ハルコ」というペンネームで漫画家になっていました。
柏木ハルコは 「自分が書く漫画にはあの村での出来事が大きく影響している」と分かっていました。
そして、あの村であった出来事を漫画にするため、大人になってからはじめて柤ヶ沢を訪問する事に。
今回の取材には、相浦も同行してもらうことにしています。
ちなみに相浦はあれ以来、澄子とは一切連絡を取っていなかったようです。
今回、ハルコが相浦を読んだ理由は 「彼の心の中にも何かひっかかるものがあるのではないか?」と思ったから。
目的地に到着すると、二人の目にとんでもない光景が飛び込んできました。
二人が事件に巻き込まれたあの集落はなんと「スキー場」になっていたのです。
澄子が住んでいた民宿も無くなり、他の宿が設立しています。
しかし「公民館」や「神社」は当時のまま。
公民館に飾られている写真には、ひょっとこで仮面を隠した子供の時の自分が写っています。
柏木ハルコは、澄子がこの近くの食堂で働いていることを地元の住民から聞きつけました。
そして、二人で食堂のテーブルに着くと、そこには澄子の姿が。
燈子の指には指輪が輝いています。
澄子には子供が3人いて、そのうちの一人はかなり大きい子供のようです。
相浦はお会計の際、レジに立つ澄子に「綺麗になったよ・・・すごく!」と伝えます。
澄子の目を見ると、うっすらと涙が浮かんでいました。
花園メリーゴーランド:完
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花園メリーゴーランド「最終回」に出てきたのは相浦の子供
花園メリーゴーランドの終わり方は、読者に想像の余地を残しました。
あの事件が起きた集落。
今では、すっかり「スキー場」というリゾートになっていました。
つまり、あの時、あの場所にいた大人や子供たちが「今はどうなっているのか?」がまったくわからないのです…。
わかっているのは「澄子が食堂で働いている」という事実だけ。
個人的には、お祭りの日に相浦の子どもを澄子が宿してしまったのではないか?と思っています。
中学2年生にして、子供を宿してしまった澄子が、ここまでの間はどういう気苦労をしてきたかということは描かれていません。
この辺をはっきり描いてないのが、花園メリーゴーランドの面白さだと私は思います。
花園メリーゴーランドの舞台となった村の場所
花園メリーゴーランドの舞台は「架空の村」です。
しかし、漫画の中で作者である柏木ハルコ本人が出てくることから、 この漫画は実話なのではないか?という憶測が広がっています。
この件については、単行本のあとがきに答えを指し示すような文章が書かれています。(気になる方はぜひ読んでみてください。)
実際に、この漫画と同じようなヨバイなど、 今の社会では考えられない行為が「静岡県」や「山梨県」で行われていたそうです。
しかもそれが江戸時代とかではなく、昭和20年代後半や30年代とすごく近年の話なんですよね。
ですから、実話の可能性が非常に高いですね。
※花園メリーゴーランドの舞台は、「スキー場や雪が降り積もる」「山に囲まれたている」ということで、長野県を彷彿とさせます。(多少は柏木ハルコ先生のアレンジが加わっているかもしれませんが。)
花園メリーゴーランド最終回のタイトルはなぜリンダリンダなのか
漫画の中で「実在するバンド」が登場するのは、それほど珍しいことではありません。
花園メリーゴーランドでも「THE BLUE HEARTS」の曲がたびたび登場しています。
どのシーンに登場したかと言うと、物語の出だしと最後の内容に関わる部分ですね。
最終回に至っては、タイトルも「リンダリンダ」です。
それではなぜ、花園メリーゴーランドでは、THE BLUE HEARTSの曲が多用されたのか。
それはおそらく、THE BLUE HEARTSは「魅力的な曲を演奏するバンド」という枠を飛び越えた「何か不思議な力」を持っていたからでしょう。
相浦は嫌なことを忘れるために布団に潜り、THE BLUE HEARTSを聞いていました。
きっと当時は相浦のような若者が大勢いたはずです。
THE BLUE HEARTSは、情報の浸透が遅かった時代の若者に対して、鬱屈した状況を打破する力になっていたのかもしれません。
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花園メリーゴーランド最終回を読んだ人の感想
『花園メリーゴーランド(5) (ビッグコミックス)』(柏木ハルコ 著) を読み終えたところです / ちょっと悲しいラストやね…… https://t.co/YmqGFtxw8y pic.twitter.com/WpZVYwcXGy
— 中安 (@l08084) February 1, 2021
『花園メリーゴーランド』全5巻
男子高校生が、とある閉ざされた村に迷い込んでしまうところから、村の闇に巻き込まれていくストーリー。
生死に関わるような展開ではないのに、常にハラハラできるのが面白いし、映画を見た後のような読了感だった。#今日買った漫画 pic.twitter.com/igEE1LrYkY— み (@szzm26) March 12, 2021
「花園メリーゴーランド」
柏木ハルコ閉鎖的な村でのあれやこれや
津山三十人殺しを思い出した
絵柄はロリぽいのに、なかなかのエロス
しかし、全員が全員バインボインてさぁー
貧乳も入れようよー(泣) pic.twitter.com/1pon9eNpTA
— りょーこ (@RyokoAzazel) June 27, 2020
花園メリーゴーランド電子版で一気読みしちゃった
どこまでがフィクションなんだろう
なかなか面白かったなー
(コミック版はくっそプレミアついてる)— ふぇしも。 (@feshimon1) February 3, 2021
「花園メリーゴーランド」もエロい広告に騙されて読んだけど、ムラ社会の洞察が深く、民俗学者の解説も含めて面白かった。
— ねここ@若手弁護士 (@showonelaw) January 28, 2021
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花園メリーゴーランド最終回ネタバレ|まとめ
この記事では「花園メリーゴーランドの最終回ネタバレ」をご紹介してきました。
花園メリーゴーランドは、地方都市の閉塞感をうまく描写している漫画です。
新しい建物が次々とたっても、昔からある古びた公民館などはそのまんまちゃんと取材してリアルに書いているんですよね。
また、花園メリーゴーランドでは、日本の風習や性的な部分についてもかなりリアルに描かれています。
これはおそらく、元となる風習が実在しているのでしょう。
でないと、あそこまでリアルに書けないはず。
花園メリーゴーランドは、ストーリーも面白くて、ものの数時間で私は全巻読んじゃいました。
リアルタイムでも読んでいましたが、人気が出て売れ始めたのはそれから何年もたってから。
私は、連載が終わって10年ほど経ってからまた読みたくなり、ふとネットオークションで数百円だったので全巻まとめ買いしちゃいました。
ただ、調べてみると全5巻しかないこの漫画が、余裕で1万円を超えるプレミア価格が付いているんですよね(笑)
作者のあとがきや民俗学者の寄せ書きなどは、紙の本だけではなく「電子書籍」にも収録されているので、無理して紙の本を買う必要はありませんよ。
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