半天狗はかなりややこしい鬼なので、原作漫画を読んでいても「イマイチよく分からない…。」なんて方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、鬼滅の刃に登場する「半天狗(はんてんぐ)」について詳しくご紹介していきます。
「半天狗ってどんな鬼なの?」という方はぜひ本記事をお読みください。
半天狗の「過去」や「死亡理由」についてもご紹介しています。
目次
半天狗(はんてんぐ)とは?
半天狗は刀鍛冶の里に登場する「上弦の肆」に君臨する鬼です。
鬼舞辻無惨が率いる十二鬼月の4番目の実力です。
ただ、半天狗は上弦の鬼でありながら、おとなしい性格で臆病なのが特徴。
常に何かに怯えているのも印象的です。
そんな半天狗ですが、戦闘が始まると非常に厄介な動きをします。
何と言っても最大の特徴は分身しまくる点。最大で同時に5体にまで分裂することができます。
半天狗は首を斬られると分身するため、倒すためには本体の首を斬る必要があります。
この分身する血鬼術が非常に厄介で、幾度となく炭治郎たちの目を欺き苦しめていました。
半天狗は鬼滅の刃史上「もっとも厄介な鬼」と言えるでしょう。
ちなみに、そんな半天狗もこれまでに何度も窮地に立たされています。
たとえば原作漫画内では以下のように掲載されていました。
「半天狗は、追い込まれれば追い込まれるほど強くなる鬼。その度に己の身を守ってくれる強い感情を血鬼術により具現化・分裂し勝ってきた」
半天狗は追い込まれると強くなるので、結局止めを刺せずに逃亡を許してしまう…。そんなパターンには注意しなければなりません。
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半天狗の分身。「喜怒哀楽」について
前述した通り、半天狗は首を斬られると分身します。
この分裂した鬼は、それぞれが一体の鬼として独立して戦うことができます。
半天狗はまず、時透無一郎に斬られ「積怒」と「可楽」に分裂しました。
そして、積怒と可楽は不死川玄弥に首を斬られ、空喜(うろぎ)と哀絶(あいぜつ)に分裂します。
それぞれの舌に「喜・怒・哀。楽」の文字が刻まれているのが特徴です。
なお、漫画を読んでいる時に誰が誰だか分からなくなったら舌で判断するのではなく、着ている服や使っている武器で判断した方がいいです。
なぜなら、舌を見せてくれるるシーンがそこまで多くないからです。
空喜(うろぎ)
空喜は4体の中でゆいつ「羽」が生えている鬼。高速で空中を飛び回り、敵を翻弄するのが得意な鬼です。
攻撃に関しては、鋭い爪による打撃がメイン。その破壊力は金剛石をも砕くほど。
その他にも、空喜は「超音波」を放つことも可能です。
この超音波攻撃は、のちに登場する「憎珀天(ぞうはくてん)」も使用していました。
喰らうと失神するほどのダメージなのでかなり危険な技です。
なお、空喜は主に炭治郎とマッチアップします。
積怒(せきど)
「積怒」は錫杖(しゃくじょう)を使い「雷」の攻撃を仕掛けてくる鬼。リーダー敵存在であり、可楽や哀絶に指示を出しています。
積怒は錫杖を作り出すことも可能なので、作中では同時に2本登場するシーンもありました。
なお、積怒が放つ雷は、空喜の足で受ければ回避することができます。これは、積怒と同じ細胞には攻撃を通さないからです。
炭治郎は空喜の足を隠し持ち、うまく雷を回避していました。
積怒雷の攻撃は強力なので、もろに喰らうと非常に危険。まともに喰らった禰豆子は失神しています。
なお、積怒は打撃を繰り出すこともあります。主なマッチアップ相手は炭治郎と禰豆子の2人。
哀絶(あいぜつ)
哀絶は体術に優れる鬼。十文字槍による打撃攻撃を得意とします。
この哀絶はぶっちゃけ1番弱いです。
マッチアップした不死川玄弥に首をあっさり斬られてしまうなど、実力不足を露呈していました。
哀絶はただ槍で攻撃するしかないので、敵としてはイマイチなんですよね。上弦の鬼の分裂とは到底思えませんでした。
はじめは哀絶が猛攻を仕掛け押していましたが、鬼を喰ってパワーアップしてた玄弥に首を斬られあっさり負けます。
可楽(からく)
可楽は天狗が使う「団扇(うちわ)」で攻撃を仕掛けてくる鬼。
団扇を降ると、強力な突風が放たれます。その威力は建物を倒壊させるほどでした。
可楽は主に禰豆子とマッチアップ。壮絶な打撃戦を繰り広げました。
可楽の打撃は威力が強く、蹴りで禰豆子の腹を貫通させるほど。しかし、禰豆子の蹴りもまた強く、可楽の頭を粉砕していました。
憎珀天(ぞうはくてん)
憎珀天は六体目に登場した鬼。積怒が「空喜・哀絶・可楽」を吸収して「憎珀天」になります。
憎珀天の特徴は太鼓を叩くと、積怒の雷攻撃、哀絶の超音波攻撃を放てる点。
この攻撃は、積怒や哀絶が放つ攻撃よりもさらにパワーアップしています。
さらに、憎珀天は「木の龍(石竜子)」を生み出し、自在に操ることも可能。
木の龍の頭は全部で5本。伸びる範囲は66尺とかなり長いです。
※66尺は約2m
なお、憎珀天は主に甘露寺蜜璃とマッチアップ。最後まで決着が付きませんでしたが、本体の首が斬られたため最後は消滅します。
恨の鬼(こんのおに)
「恨みの鬼」は、半天狗が分身した6体目の鬼。舌には「恨」の文字が刻まれています。
恨みの鬼の特徴は巨大化する点。追い込まれ怒ると炭治郎の2倍ほどの大きさになります。
ただ、この恨み鬼は最後にちょこっと登場するだけなので、その他に大きな特徴はありません。
実力も大したことなく、炭治郎のヒノカミ神楽でサクッと首を斬られてしまいます。
この恨みの鬼ですが、半天狗は小さいネズミほどの本体を隠すためだけに具現化させていたんですよね。
つまりこれはフェイクで、本体は恨みの鬼の「心臓の中に」に潜んでいました。
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半天狗の過去について
半天狗の過去は、鬼滅の刃第126話「彼は誰時・朝ぼらけ」に掲載されています。
- 盗みを繰り返していた
- 人殺しを繰り返していた
- 目が見えない振りをして罪を軽くしようとしていた
まとめるとこんな感じでしょうか。
半天狗はなかなかの極悪鬼。
「目が見えない振りをしていた」というのが如何にも半天狗らしい。
「自分は弱い・可哀想」と思い込んでいる半天狗だからこそなせる技です。
しかし、半天狗は捕まり、死刑宣告を受けてしまいます。
打ち首になる前日、運良く鬼舞辻無惨に鬼にしてもらい、打ち首を宣告した裁判官みたいな人を殺しなんとか命を繋ぎます。
個人的に気になったのは半天狗の過去の描写があっさりしていた点。
サクッと1ページだけでまとめられていたので。(半天狗は言うても上弦の肆なのに。)
なぜ吾峠 呼世晴さんは半天狗・玉壺の過去の描写に力を入れなかったのか、かなり疑問でした。
というのも、半天狗よりも立場が下である「堕姫・妓夫太郎」に関しては2話分使ってガッツリ過去が描写されてるんですよね。
あんまし半天狗のことを好きになれなかったんですかね(笑)
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半天狗の死亡理由・死亡シーン
半天狗は鬼滅の刃第126話「彼は誰時朝ぼらけ」で死亡します。
あの手この手を使い逃げ回っていた半天狗ですが、最後は炭治郎に首を斬られます。
その際、炭治郎は刀鍛冶の「鋼塚蛍(はがねづかほたる)」が打った新しい日輪刀を使用しました。
この日輪刀は縁壱零式(よりいちぜろしき)の首の中から出てきたもの。時透無一郎が絶妙のタイミングで投げ渡しました。
まだ完全に研ぎ終わっていない刀だったので、鋼塚蛍は「ふざけんな。まだ第一段階までしか研ぎ終わってねぇんだぞ!」と怒り狂っていましたが、この新しい日輪刀は切れ味抜群で結果的に功を奏すことに。
硬い半天狗本体の首を通常攻撃であっさり斬り落とします。
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半天狗が死亡したあと、上弦の肆は「鳴女(なきめ)」が引き継ぐ
半天狗が死亡したことにより、空席となった上弦の肆の座。
入れ替えがあまり行われていなかった上弦の面子ですが、ここに来て「鳴女(なきめ)」という鬼が急浮上します。
鬼舞辻無惨からも「鳴女は思った以上に成長した」と言われ大いに期待を寄せられるほど。
なお、鳴女は琵琶を使った血鬼術により、敵・仲間問わず強制敵に移動させられる。その他にも「探索能力」が長けているなど、サポート能力の高い鬼です。
鳴女は無限城編にも登場する鬼なので要チェックです。
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